「賃貸物件でもペットと一緒に暮らしたい」とお考えの方もたくさんいるでしょう。
果たしてペット可の賃貸物件は、ペット不可の物件と比べてどのくらい家賃が高いのでしょうか。
また、爬虫類のような小さい生き物なら、ペット不可でも飼えるのでしょうか。
今回は賃貸物件への入居や転居を検討している方に向けて、ペットの飼育に関するよくある疑問についてご説明します。
「ペット可」と「ペット不可」の賃貸物件の家賃はどのくらい違うの?
ペット可の賃貸物件は、不可の物件よりも1~2割ほど家賃が高い傾向です。
また、初期費用の敷金にも違いが見られます。
敷金は、部屋を退去するときに傷や汚れがあると、修復のために使われるお金です。
ペットがいると修復箇所が多いと予想されるため、通常は家賃の0~2カ月分のところ、さらに1カ月分多く設定されていることが一般的です。
修復に使って余った分は返されますが、ペットがいる場合は修復費用がかかるため、返金されないものだと考えていたほうがよいかもしれません。
賃貸物件は「ペット不可」であることが多い理由とは?
最近はペット可の賃貸物件も増えましたが、まだペット不可の物件のほうが一般的です。
その理由は、部屋が損傷しやすいこと。
修復に手間がかかりますし、建物の資産価値が下がってしまう可能性もあります。
また、住民の間でトラブルが発生しやすいことも、理由のひとつでしょう。
とくにペットを飼っていない人は、鳴き声やにおいに対して敏感なこともあります。
できるだけトラブルを避けるために、ペットの飼育を許可したくない大家さんもたくさんいるでしょう。
ペット不可の賃貸物件でも爬虫類は飼育してよい?
「ペット」と聞くと、犬や猫を想像する人が多いでしょう。
そのため、爬虫類のような小さな生き物なら、ペット不可でも飼っていいように思うかもしれません。
けれども、小さな生き物でも「ペット」の対象ですから、基本的には飼育してはいけません。
ただ、大家さんがペット不可にしている大きな理由は、「部屋の損傷」と「住民のトラブル」を避けるためだと考えられます。
ですから、その2つの心配がない生き物なら、特別に許可してもらえる可能性もあります。
なお、勝手に飼育することはNGですから、必ず相談して許可をもらうようにしましょう。