賃貸のフローリングにカビが生えてしまった場合や、カビによって変色してしまったときは、どうすれば良いのでしょうか。
ここでは、賃貸のフローリングのカビのお掃除方法と、カビによる変色への対処法、カビが生えたままの場合の退去費用に及ぼす影響についてご紹介します。
賃貸への入居、または転居を検討している方は、ご参考にしてください。
賃貸のフローリングのカビをお掃除する方法
賃貸のフローリングのカビのお掃除は、必ず換気しながらおこないましょう。
①中性洗剤を使ってカビをふき取る
中性洗剤をフローリングのカビに吹きかけて5分間おきます。
かたく絞った濡れ雑巾でしっかりとカビをふき取りましょう。
②フローリングの溝をお掃除する
フローリングの溝のカビも、つまようじや歯ブラシなどでお掃除しましょう。
③消毒用エタノールなどで消毒する
フローリングのカビをふき取った部分に、消毒用エタノールやアルコールスプレーなどを吹きかけます。
④乾拭きする
仕上げに、スプレーを吹きかけた部分を乾拭きしましょう。
賃貸のフローリングのカビによる変色はどうすれば良い?
賃貸のフローリングがカビによって変色していた場合は、できるだけ早く大家さんに報告しましょう。
借主が換気をおこたった場合など、フローリングのカビによる変色の原因が借主にある場合は、借主の負担で回復工事をおこないます。
しかし、建物の構造上結露が発生するケースなど、やむを得ない状況でカビが生えてしまった場合は、回復費用は大家さんの負担です。
放置してしまって変色がひどくなってしまうと、借主の責任となり、回復費用を負担しなければならなくなります。
回復費用も高額になってしまうため、注意が必要です。
賃貸のフローリングにカビが生えたままの場合の退去費用は?
賃貸物件のフローリングにカビが生えたままの場合、退去費用への影響はあるのでしょうか。
借主には、退去時に借りたときの状態に戻す「原状回復義務」があります。
しかし、通常の生活をする上で生えたフローリングのカビは、「自然損耗」の範囲内のため、借主が修繕費を負担する必要はありません。
フローリングのカビが退去費用に影響するのは、借主が換気や掃除をおこたった場合や、長期間放置した場合など、借主に過失がある場合に限ります。