不動産を売却する場合、さまざまな手続きが必要となります。
売却の進み具合によって、必要な書類なども変わってくるので何度も市役所や不動産会社へ行くことになるでしょう。
この記事では3つの項目、媒介契約についてと売却活動、売却期間などの解説をしていきます。
不動産売却の8つの流れの中にある媒介契約とは
最初に不動産売却の8つの流れをご説明します。
●ステップ1、不動産会社決定後、売却の相談をしましょう。
●ステップ2、不動産会社による売却物件の調査と査定、販売方法の提案を受けます。
●ステップ3、媒介契約の締結です。
●ステップ4、不動産の売却活動をおこないます。
●ステップ5、売買契約を結びます。
●ステップ6、決済、引渡し前のさまざまな準備が必要です。
●ステップ7、各種申請手続き後、決済になります。
●ステップ8、引き渡しで以上となります。
ステップ3の媒介契約がどういうものか、また3種類の媒介契約の種類についてご説明をします。
媒介契約とは、不動産会社へ不動産を売買や賃貸などの依頼をするための契約のことをいいます。
1つ目の専属専任媒介契約では、契約主は依頼した不動産会社以外に、他に不動産売買の依頼をしてはいけないことになります。
また、不動産会社が見つけた相手以外との取引も不可です。
不動産会社は指定流通機構(レインズ)に5営業日以内に登録を完了し、1週間に一度文書などで販売状況の報告をする必要があります。
2つ目の専任媒介契約では、条件は専属専任と同じですが、レインズへの登録は7営業日以内、2週間に一度文書などで販売状況の報告をする必要があります。
3つ目の一般媒介契約では、依頼した不動産会社の情報を、他の不動産会社に通知する必要がある「明示型」と、通知しない「非明示型」があります。
一般媒介契約の場合、不動産会社はレインズへの登録と依頼者への販売状況の説明義務はありません。
売却活動はどういうことをおこなっているのか
流れのステップ4、不動産売却活動では、インターネットや紙媒体での情報の発信などをおこなっています。
とくにレインズへ登録をおこなうと、すべての不動産会社へ情報が公開される便利なシステムです。
レインズに登録することによって、全国的に買主を探すことが可能となり、早期売却の可能性が高くなります。
不動産売却までのトータル期間はどれぐらいか
不動産売却期間は、平均半月はかかります。
8つの流れを3つにわけています。
売り出し前に相場の確認、査定、媒介の契約があり、およそ1~4週間かかります。
売り出し中は、希望者の内覧、条件交渉や売買契約でだいたい1~3か月です。
売り出し後は、決済と引き渡しになり、1~2か月ほどかかります。