ひと昔前であれば、ペットは原則禁止という物件ばかりだったのですが、最近ではペットを飼える賃貸物件も増えてきています。
こちらの記事では、ペット可賃貸物件の種類、選ぶ時のコツや注意点について解説していきたいと思います。
ペット可賃貸物件の種類とその選び方
犬や猫などのペットは、今では家族の一員として室内で飼われることがほとんどで年々ペット可賃貸物件の物件も増えてきていますが、どういった種類のものがあるのでしょう。
①条件緩和の物件
元々あった賃貸物件をペット可にしたもので、築年数が古いなど、条件的に入居者が募りにくい物件に付加価値を付けたものです。
②ペット共生住宅
ペットと一緒に暮らすことを目的として設計・建築した物件で、傷や汚れに強い素材が使われているなどの特徴があります。
③猫専用の物件
爪とぎに対応した強い素材を使い、壁や天井にはキャットステップやキャットウォークが設置されています。
ペット可賃貸物件の選び方とコツとは
ペットと一緒に住める物件が増えていますが、まずは選び方のコツとして「飼育ができる条件」について賃貸借契約書をしっかりと確認することです。
次に、新築物件の場合はペットが床や壁に付けた傷や汚れが目立ちやすいことと、においの問題もあり退去時の修復に思わぬ費用がかかることがあります。
またマンションなどの集合住宅では、ペットが転落する危険性を考慮すると低層階の部屋のほうが安心できるでしょう。
もちろん予算や立地などの希望条件はあるかと思いますが、動物病院が近いなどまずはペットにとってどういった環境がよいのかを考えて選んでください。
ペット可賃貸物件の選び方についての注意点
ペット可賃貸物件であれば、どんなペットであっても、そしてどのような飼い方をしてもよいというわけでなく、賃貸借契約書にルールが記されていますので必ず読むようにしましょう。
たとえば、犬であれば「何cmまでの小型犬はOK」「大型犬はNG」といった条件もありますし、猫の場合は「壁や床に傷をつけてはいけない」というものもあります。
集合住宅であれば、動物アレルギーを持つ方が入居されている可能性があり、共同スペースにおいてはペットを抱えたり、キャリーバッグに入れたりしなければならないといったルールを守る必要があります。
また退去時には、原状回復費用が発生することがほとんどですので、フロアマットを敷いたり剥がれるクロスを貼ったりして傷や汚れを最小限に抑える工夫をしましょう。