岩手県盛岡市には、歴史ある寺院が多く存在しています。
お寺巡りは観光だけでなく、お近くにお住まいの方にとっても手軽に気分転換できるのではないでしょうか。
ここでは、盛岡市にあるおすすめの寺院「大慈寺」と「東顕寺」をご紹介します。
盛岡市おすすめ寺院「大慈(だいじ)寺」
大慈寺は寛文13年(1673年)に創建された、如意輪観音を本尊とする寺院です。
明治17年に火事で焼失したものの、第19代首相である「原敬」の寄進建立により再建しました。
境内には「原敬」の墓所があることも有名で、盛岡ならではの送り盆行事「舟っこ流し」発祥のお寺としても知られています。
また、「木造十一面観音立像」や「紙本着色十一面観世音立像」「紙本着色涅槃図」が文化財として指定されているのも特徴です。
特徴的なデザインの山門から続く、大慈寺地区のまちなみは盛岡市によって「大慈寺地区景観地区」として指定され、歴史的な景観の保全がされています。
お寺巡りの後に、歴史的な景観を見ながら散策するのもおすすめです。
●所在地:岩手県盛岡市大慈寺町5-6
●アクセス:(バス)「盛岡駅前」より「南大通二丁目」下車後、徒歩約5分
盛岡市おすすめ寺院「東顕(とうけん)寺」
東顕寺は至徳元年(1384年)に開創され、釈迦牟尼仏を本尊とする、盛岡市に現存する中でもっとも歴史が古いとされている寺院です。
三尊仏は珍しい唐様で京都の大仏師、駒野丹下定正の作品となっており一見の価値があるでしょう。
東顕寺は文化財が多く、本堂は文化3年(1806年)に建造されており、盛岡市の保存建造物に指定されています。
また、「十一面観音菩薩坐像」「大黒天立像」といった歴史的価値の高い仏像が国定文化財として指定されているだけでなく、「本堂内部」や、江戸時代の飢饉で亡くなられた方の供養塔である「餓死者供養塔」などの建造物も、盛岡市有形文化財に指定されています。
歴史があり、文化財などの見どころが多いのも東顕寺の特徴です。
東顕寺の裏手には、有名な「鬼の手形」を有する三ツ石神社もあるので、お寺巡りの後に足を延ばして散策してみるのも良いのではないでしょうか。
●所在地:岩手県盛岡市名須川町2-1
●アクセス:「JR盛岡駅」より、車で約10分
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