賃貸物件を探すとき、自分にとって快適に暮らせる物件なのかどうか、誰でも気になるものです。
瑕疵物件についても、その特徴を理解しておいたほうが安心です。
ここでは、物理的瑕疵と心理的瑕疵、それぞれの特徴をご紹介します。
賃貸物件のなかにある瑕疵物件とは
瑕疵物件とは、何らかの瑕疵がある物件のことを言います。
瑕疵物件といっても、なかにはまったく気にならないような物件もあるので、あくまでも自分にとってどうなのかを考えてみる必要があります。
気にならないのであれば、家賃がかなり安くなっていることが多いため、お得に利用できることでしょう。
●欠陥がある物件
瑕疵がある物件には、いくつかの種類があります。
物理的、心理的など何らかの欠陥がある賃貸物件の場合は、それについて告知の義務があるため、そのあたりを理解して慎重に検討することが必要となります。
賃貸物件のなかにある物理的瑕疵物件とは
たとえば、設備に不具合があったり壁にヒビがあったりするなど物理的に瑕疵がある場合、生活上不便に感じることもあります。
このほかにも、物理的瑕疵物件には、さまざまな特徴があります。
●地盤沈下
地盤が弱くなり、文字どおり沈下しているものを指します。
●立地
多少不便に感じられる程度の立地条件であれば、これに当たりませんが、あまりにもマイナス要素が強い場合は瑕疵となります。
●土壌汚染
有害物質が発生している土地などは、土壌汚染に当たります。
賃貸物件のなかにある心理的瑕疵物件とは
心理的に瑕疵がある物件は、一見何も問題がなく設備においても不具合が見られないため、どう感じるのかは個人差が大きいと言えるでしょう。
●過去に事故があった
これまでに、事故などが発生しており、多くの方が賃貸借契約を結ぶのに抵抗があるものなどがこれに当たります。
つまり、気持ち的に快適ではない物件ということです。
●過去に事件があった
かつて殺人事件や自殺などがあった賃貸物件も、多くの方が抵抗を感じることが予想されます。
また、亡くなってから長期間発見されなかったような賃貸物件も心理的瑕疵物件とされています。